症状

• 尿の出が悪い
• 尿の勢いが弱い
• 尿を出したくでもなかなか出ない
• 尿が分かれて出る
• 排尿の途中で尿が途切れる
• 尿をするときにお腹に力をいれなければならない
• 尿のキレが悪く排尿に時間がかかる
• すっきりした感じがしない
• まだ尿が残っているような感じがする
• 尿が終わったと思い、下着をつけると尿がたらたらともれて下着が汚れる

前立腺肥大症

前立腺肥大症の頻度は、30歳代から始まり、年齢とともに高くなり、50歳からより増加する傾向にあります。
中高年になって男性ホルモンなどの変化が起こる事により、前立腺が肥大すると考えられていますが、はっきりとした原因はまだ解明されていません。

前立腺肥大症では、多くの場合頻尿がみられます。患者さんの50～70％が、尿意切迫感を伴う過活動膀胱を合併すると言われています。

また、前立腺肥大による排尿障害のために、排尿後に膀胱内に尿が多量に残るようになる事で、膀胱に貯められる尿量が減り、結果的に頻尿になる場合もあります。

検査、治療

病歴や排尿状況などの聴取。超音波検査や、残尿測定等の検査から診断、治療を行っていきます。まずは内服薬に対する反応をみながら評価しますが、効果が不十分な場合には個々の患者さん状態を把握し外科的治療などの適応を見極めていきます。