尿失禁
症状
- くしゃみや咳をしたり、笑ったりした時に尿失禁をしてしまう
- 重いものを持ち上げたり、子供を抱っこしようとする時に尿失禁をしてしまう
- 尿意が急に来てから、トイレまで我慢することができずに尿失禁してしまう
- 気づくと下着に尿が付いている事がある
- 出産後の尿失禁や、出産前のように排尿できなくなった
尿失禁とは
尿失禁には、腹圧性尿失禁や、切迫性尿失禁などいくつかの種類があります。
腹圧性尿失禁
くしゃみや咳をしたり、お腹に力がかかった瞬間に尿失禁してしまうことで、尿失禁で悩む女性で一番多いとも言われています。
切迫性尿失禁
尿意を急に感じてしまい、トイレまで我慢できずに尿失禁してしまうことです。過活動膀胱により膀胱が自分の意思に反して収縮する事が原因ですが、はっきり分からない事もあります。
腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁の症状が混合したものもあります。
膀胱や子宮などを支えている骨盤底筋が傷ついてしまうことや、伸びたり、衰えてしまう事が原因で、腹圧性尿失禁を引き起こしてしまいます。出産、肥満、加齢なども影響を与えてしまいます。
検査、治療
問診シートやパッドテスト、腹部超音波検査などを行い、尿失禁の種類を判断します。診断に基づいて、適切な処方などを検討致します。ゆるんだり、衰えた骨盤底筋を鍛えるために骨盤底筋体操という治療法もあります。ただし、1人で骨盤底筋体操を行っても、効果の実感が薄いために途中で断念してしまう方も多いです。しっかりとした指導を受けながら、骨盤底筋群運動を始めることをお勧め致します。