膀胱がん
症状
赤色や茶色の尿(肉眼的血尿)が出ることが最も一般的な症状です。健診などの尿検査で尿潜血を認める事で見た受かる場合もあります。また、頻繁に尿意を感じる、排尿するときに痛みがあるなど膀胱炎のような症状を来すこともあります。これらの症状は膀胱炎と非常に類似していますが、抗生剤を服用してもなかなか治らないことが特徴です。
膀胱がん
膀胱がんと診断される人は男性に多い傾向にあり、罹患率は60歳ごろから増加して、高齢になるほど多くなります。
膀胱がんの確立されたリスク要因は喫煙です。
検査、治療
超音波検査や尿細胞診検査、膀胱鏡検査などを行います。尿細胞診検査は、尿中にがん細胞が出ていないかを顕微鏡で見て判定する検査です。膀胱鏡検査は尿道から膀胱へ挿入して行う内視鏡検査です。当院では、痛みの少ない軟性タイプを使用しています。膀胱鏡検査で肉眼的に膀胱内を確認致します。
精密検査の必要がある場合は、患者さんと相談し、連携病院や希望の基幹病院へ紹介致します。また、治療後のフォローは当院で行う事が出来ますので、連携病院と協力しながら、最後まで責任をもってフォロー致します。
血尿を認めたり、尿検査で尿潜血を指摘された場合や気になる症状がある場合などは、放置せず気軽に当院にご相談ください。
膀胱がんの治療法としては
- 手術療法(経尿道的内視鏡手術やロボット手術など)
表在性膀胱がんの場合にはTURBT(経尿道的膀胱腫瘍切除術)でがんを切除できる可能性が高く、診断と治療をかねた検査になります。TURBTによる組織検査の結果、それ以上の手術は不要と判断されることがあります。