過活動膀胱
症状
- 急に尿意をもよおしてしまう
- 漏れそうで我慢できない
- トイレが近い
- 夜中に何度もトイレに起きる
- 急に尿をしたくなり、トイレまで我慢できずに漏れてしまうことがある
過活動膀胱とは
40歳以上では8人に1人、70歳以上では4人に1人が過活動膀胱の症状を持っていると言われます。原因としては、脳と膀胱を結ぶ神経のトラブルで起こるものや、骨盤底筋のトラブル、膀胱の神経自体のトラブルによるものなどがあります。いくつかの原因が複雑に絡み合っていることも多く、原因が特定出来ないものもあります。
検査、治療
過活動膀胱の症状に関する簡単な質問票や排尿日誌の記入、問診以外には、膀胱の状態を調べるための検査を行うこともあります。排尿に関係した症状があるからといって、必ずしも過活動膀胱とは限りません。腹部超音波検査、血液検査、尿検査などを行い、現在の患者さんの排尿状況を調べていきます。
過活動膀胱の治療は、一般的に薬物療法を行います。また、薬物療法は症状を軽減させるための対症療法です。その他に、膀胱訓練、骨盤底筋体操などを行い、機能の弱まった膀胱や骨盤底筋を鍛えることで、尿トラブルの症状を軽くしていきます。